説明
新開発コバルトステンレス刃物鋼「ZA18」で作られた210mmの牛刀です。ZA18は、耐久性と硬度を高めるコバルトと、不錆性能において優れているクロムで構成されています。
柄には柿渋を施しました。 柿渋は古来より日本で用いられてきた自然由来の塗料で、抗菌・防水・防腐の作用が有ります。
インフォメーション
ブランド | 山脇刃物製作所 |
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生産地 | 愛知県 |
技法 | 堺刃物 |
素材 | 刀身:ZA18鋼(HRC63)割込ダマスカス 柄:樫八角柄(柿渋仕上) |
サイズ (cm) | 36 |
重さ (g) | 150 |
容量 (ml) | |
箱 | 紙箱 |
注意 | 凍った食材・南瓜・大骨等の固い食材には使用しないで下さい。 |
備考 | 適した食材:万能 |
納期 | 3~5営業日程度(在庫切れの場合+1~2週間) |
地域
港町から料理用包丁の産地へ
山脇刃物は、世界的に有名な手造り和包丁の産地である堺市にあります。大阪湾に面した堺は、かつては小さな漁村でしたが、やがて貿易で栄え、日本を代表する港町となりました。
堺の街には、神社仏閣や古墳が点在し、豊かな歴史が息づいています。また、堺市博物館では、堺の歴史や芸術について学ぶことができます。
古墳は、ユネスコの世界遺産に登録されています。大きな堀に囲まれた鍵穴状の古墳が有名です。堺市内には合計44基の古墳があり、最大のものは約47万平方メートルの仁徳天皇陵です。
堺の伝統工芸である堺打刃物は、この地域の歴史と外国との交易の副産物です。
歴史
歴史と交易が生んだ伝統の技
堺で金属加工が行われるようになったのは、5世紀の古墳築造が最初とされています。古墳を作るための大量の土を掘る道具を作るために、地元の鍛冶屋が召集されました。この道具は金属を曲げて作った簡単な鋤に過ぎませんでしたが、地域の工芸のささやかな始まりでした。
1500年代半ば、ポルトガル人が堺にタバコを持ち込んだことが、現在の堺の金工品の始まりです。タバコの葉は燻製にする前に、鋭い刃物で細かく刻まなければなりませんでしたが、地元の職人は進んでこれに挑戦し、技術を磨きました。タバコの葉を燻製にするためには、鋭利な刃物で細かく刻む必要があります。
山脇刃物は1927年の創業以来、家庭用・調理用包丁を作り続けています。
特徴
伝統と最先端技術の融合
堺打刃物の製造工程は、それぞれの作業に特化した職人によって構成されています。鍛冶屋は刃を鍛え、研ぎ屋は刃を研ぎ、最後に問屋が柄を付けます。
山脇刃物ではいち早く社内に研ぎ部門を設置しました。つまり、鍛造と研ぎの両方を自社工場で行うことで、他にはない切れ味と品質の包丁を製造しています。伝統的な技術を守りながら、現代の技術を駆使した新しい製造方法を開発し、この地域の工芸を次世代に伝えていくことに力を注いでいます。
鎌倉時代の刀工、郷右馬允義弘の名をつけた私たちのメインブランドは、国際的にも高い評価を受けています。
お客様へ
山脇刃物からお客様へのお約束
山脇刃物は、「Knife is Life」を合言葉に、製品に誇りを持ち、最高品質の刃物づくりに励んでいます。鍛造、研ぎ、柄付けなど、時間をかけて技を磨き上げています。長い歴史を持つ地元の伝統工芸を尊重し、守りながら、山脇刃物工業は、より洗練された職人技を追求し続けています。
山脇刃物では、将来的なビジョンとして、時代や国境を越えて上質な食体験を提供できるような包丁づくりを目指しています。
受賞歴
受賞歴
2014年 堺のギルドメンバーとして認定される(堺商工会議所)