アゲハ赤透け | 有線本七宝【帯留め】


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旅行情報

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説明

加藤七宝製作所 加藤芳朗
加藤芳朗

繻子(しゅす)仕上げの帯留めは、華麗でありながらも主張しすぎない、着物や帯の生地に映える美しさです。

この帯留めは、鮮やかな色彩の楕円形で、表面は光を受けて鮮やかに輝きます。有線技法は、数ある七宝技術の中でも、高度で熟練した技術を要します。七宝の釉薬を丁寧に重ねることで、濃い色から薄い色、白い色へと美しい色のグラデーションを作り出しています。

粋な帯留めで着物の美しさを引き立てましょう。

インフォメーション

ブランド加藤七宝製作所
生産地愛知県
技法 尾張七宝
素材銅, 銀, ガラス質の釉薬
サイズ (cm)3.1*5.3
重さ (g)
容量 (ml)0
紙箱
注意
備考表面がガラス質のため、強い衝撃や熱を受けますと破損するおそれがあり危険です。お手入れの際は、柔らかい布で乾拭き、もしくは柔らかいスポンジに中性洗剤を付けて軽く磨いて下さい。スチールたわしのような固いものは絶対に使用しないでください。
納期1~5営業日程度(在庫切れの場合+1ヵ月)
加藤七宝製作所エリア画像

地域

城下町の面影を残す

加藤七宝製作所の工房があるのは、歴史ある名古屋市西区。名古屋城を背景にしたこのエリアは、藩政時代からの因縁が色濃く残っています。400年以上前、城下町の建設に伴い、米、大豆、酒などの食糧を効率的に供給するために商人が集まりました。

その城下町の面影は、江戸時代から続く蔵や民家を現代風にアレンジしたショップやカフェが立ち並ぶ「四間道街道」に今も残っています。また、桜の名所として知られる堀川は、城下町への物資を運ぶ商船が頻繁に往来していた名残を感じることができます。

加藤七宝製作所 歴史映像

歴史

七宝の歴史的中心地

七宝とは、金属にエナメルを塗って装飾を施す古代の工芸品であり、「七宝焼」として広く知られています。また、仏教の経典に登場する「七つの宝物」のことで、その美しさを称える言葉でもあります。日本では7世紀頃から出土しており、1833年頃に名古屋の職人が製造技術を発見して以来、広く普及するようになりました。その後、尾張地方は「尾張七宝」の産地となり、「尾張七宝」と呼ばれる独特の様式が確立されました。

尾張七宝の美しさに魅せられた加藤良三は、ルビー色の発色が難しい「赤絵」の習得に力を注ぎ、1947年に加藤七宝製作所を立ち上げます。その後、息子の加藤勝巳の情熱的な指導のもと、加藤製作所は技術を磨き続け、幅広い作風でコレクションを充実させてきました。そして2010年、加藤勝巳は尾張七宝業界初の伝統工芸士に認定されたのです。

現在は、美術大学を卒業後、父から伝統的技術を学び、修行を積んだ3代目の加藤芳郎が代表を務めています。伝統工芸士の資格も取得し、尾張七宝の伝統を守りつつ、新たな商品開発にも意欲的に取り組んでいます。

加藤七宝製作所特集画像

特徴

繊細な美しさと強固な基盤

尾張七宝は、とにかく素晴らしいの一言に尽きます。魅惑的なデザイン、鮮やかな色彩、絹のようになめらかな仕上がり。これらの特徴が、尾張七宝を陶器や他の七宝とは一線を画す独特の風合いに仕上げています。

加藤七宝のデザインは、すっきりとシンプルで、鳥や蝶、花、粋なモチーフが多く描かれています。尾張七宝は、深みのある色彩が芸術的な雰囲気を醸し出します。しかし、その色調は、単に色彩の美しさだけではありません。銀色のワイヤーフレームの中で、色の濃淡がなめらかに変化し、イメージに深みを与える魔法のような技です。

加藤七宝製作所は、常に技術や手法の完成度を高めてきました。例えば、「胎を省く七宝」という意味がある「省胎七宝」は、内側の土台を取り除き、壊れやすい外側のエナメル質だけを残して制作される難易度の高い七宝です。熟練した職人でも70%は失敗するといわれる複雑な七宝とされています。しかし、加藤七宝製作所では、絵付けから色付け、焼成、研磨に至るまで、すべての製造工程を綿密に見直し、長年にわたって成功率を飛躍的に向上させました。

尾張七宝の新しい使い方を常に模索するのが、加藤七宝製作所の基本姿勢です。その結果、ネイルアート、洗面器、スマートフォンカバーなど、尾張七宝の伝統的な技法を生かした刺激的な作品が生み出されています。加藤芳郎さんが強調する、"古いものと同化しながら、新しいものを生み出していく"という言葉通りです。

加藤七宝製作所使用画像

お客様へ

注目される上品さ

加藤七宝製作所では、伝統的な花器からオリジナル作品まで、暮らしに美しく溶け込む上品な尾張七宝を数多く生産しています。

花器は、住まいのあらゆる空間をより魅力的にする簡単な方法です。来客の多い玄関や、友人が集まるリビングのテーブル、壁に掛けた絵のように見える棚の上など、さまざまな場所に花瓶を飾ってみてください。中でも効果的なのは、ダイニングテーブルの中央に飾ることです。それだけで訪れる人たちの目を引く素敵な空間になるでしょう。(花があってもなくても構いません)。

また、尾張七宝の伝統的な美しさを日常生活でより身近に感じていただけるよう、アクセサリーも展開しています。特にペンダントは、個性的な形と印象的なデザイン、鮮やかなパステルカラーがいつものファッションをより華やかに彩ります。柔らかくも鮮やかな色彩は、どんなスタイルにも合わせやすく、カジュアルもフォーマルな装いもひと際に輝きます。

アワード

2009年 大極殿「擬宝珠」復元工事

2013年 グッドデザイン賞受賞 製品 "MATOU"

2018年 伝統工芸士に認定される

Brand history and characteristics

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