説明
真っ白な無地の白磁「ゴールドライン」の、大倉陶園の定番シリーズです。
大倉陶園の特徴は、高温で焼き上げるため、驚くほど真っ白なことです。白の力強さ、美しさを感じられるのではないでしょうか。金縁が煌きを添える上品なデザインはお料理を最大限に引き立てることでしょう。サイズも豊富で、デザインもシンプルなので、他の食器と組み合わせて、普段使いにも特別な時にも使えます。
ご自宅用にはもちろん、結婚式の引き出物にも最適なシリーズです。
インフォメーション
ブランド | 大倉陶園 |
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生産地 | 神奈川県 |
技法 | 磁器 |
素材 | 磁器 |
サイズ (cm) | W14 * D14 * H2 cm |
重さ (g) | 505 |
容量 (ml) | 0 |
箱 | 紙箱 |
注意 | 電子レンジ NG、食洗器 NG、オーブン NG、直火 NG、IH NG |
備考 | |
納期 | 3~5営業日程度(在庫切れの場合+2~3週間) |
地域
伝統的な遺産と現代的な環境
大倉陶園の発祥の地は、東京の蒲田、通称「下町」です。下町とは、江戸時代、職人や商人が住んでいた川沿いの地域を指します。蒲田には、昔ながらの商店や細い路地など、下町ならではの文化が今も息づいています。
現在、大倉陶園は、港町・横浜に近い柏尾川沿いの戸塚を拠点に活動しています。戸塚は、高度な技術や独自の製品を持つ小規模な企業が多いものの、主に住宅地として知られています。江戸から京都まで約500kmの東海道の起点として、古くから旅人たちの休憩所として利用されていたことが、街のあちこちに残る歴史的な道標からもよくわかります。
歴史
卓越性の絶え間ない追求
大倉陶園の創業は1919年。当時、国賓や王室の晩餐会は、国の威信をかけた華やかなものでした。このような重要な席では、残念ながら日本はヨーロッパから高品質の洋食器を輸入することを余儀なくされていました。大倉陶園の創業者たちは、緊急に製造技術の研究を開始し、1922年に最初の製品として菓子鉢を発表します。
この菓子鉢は、後に大倉陶園の磁器の特徴である白さ、硬さ、滑らかさを兼ね備えていた製品でした。その後、大倉陶園の食器は皇室や高級レストランで採用され、国内有数の高級磁器の産地として認知されるようになったのです。
大倉陶園は、創業当初から「良いものをより良く」という熱い思いが職人たちを動かしてきました。その強い思いが、絵付け、焼成、エンボス、エッチングなど、他の追随を許さない特殊な技術を開発させます。その結果、大倉陶園の食器は、そのまま食卓に並べても、丁寧に盛り付けられた食事や飲み物の背景としても、驚くほど美しいものになりました。
特徴
心に響く精緻なアートワーク
大倉陶園では、伝統的な筆の技法を用い、古典柄から季節のデザインまで、熟練した作家が心を込めて手描きで制作しています。
その独特の美しさは、完璧なまでに白い磁器によって強調され、その対照的な色や模様に人々の目を惹きつけて離しません。大倉陶園では、最高級のカオリンと1460℃の高温で焼成する高度な技術によって、この驚異的な白さを実現しています。また、トンネルキルンという特殊な窯で焼くことで、薄く、丈夫な磁器に仕上がるのです。
大倉陶園では、陶磁器の伝統的な製造方法である手描きによる緻密な絵付けを続けています。しかし、1928年に発表した「ブルーローズ」コレクションでは、革新的な技法も開発しました。従来の絵付けとは異なり、すでに焼成された白生地にコバルトブルーを塗り、同じ1460℃の高温で再度焼成するという方法です。そうすることで、絵具が下地の釉薬の奥まで染み込み、柔らかな色調の青が生まれます。この100年前の手法は、現在でも「ブルーローズ」や「マイリトルベア」などの代表的なコレクションで活用されています。
お客様へ
日常の中にある美しさと静寂
伝統的に、人々は祝祭日や特別な日に、高級食器で客人をもてなしました。しかし近年は、自宅で過ごす時間が増え、慌ただしい日常生活の中で、職人の手による食器が心を穏やかにしてくれるということが知られるようになりました。職人の手による食器は、シンプルな美しさゆえに、心をリラックスさせ、充電し、集中力を高めるような魔法の時間をいつでも作り出すことができるのです。
その結果、これまで職人によって作られた食器に見向きもしなかった男女が、一人で静かに考え事をしたり、友人と気軽に語り合ったりするために、何枚か購入するようになったのです。また、大倉陶園のデザインは時代を超えて受け継がれているため、おそろいの食器や足りない食器を後からも追加できます。
100年前、大倉孫兵衛と大倉和親は、「最高の芸術品を創る」という不退転の決意で、世界に新しいアイデアを求めていました。そして今、大倉陶園は、人々の生活を豊かにする日本の美しいデザインを世界に発信しています。
受賞歴
1927年 アメリカ独立150周年記念式典にて大賞受賞
1937年 パリ万国博覧会名誉賞受賞