京都で三代続く染屋の挑戦
京都府-近畿
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地域
西陣 - 着物文化の中心地
日根野勝治郎商店がある西陣は、京都の中心部にある歴史あるエリアです。しかし、西陣というのは正式な地名ではないことをご存知でしょうか。
西陣の由来は、京都の堀川を挟んで西軍と東軍が戦った応仁の乱(1467~1477年)です。西軍が陣を敷いた場所が「西陣」と呼ばれるようになり、現在もその名で呼ばれています。
西陣織の発祥の地として広く知られ、京都の着物文化の中心地です。西陣の呉服屋は時代とともに減少していますが、かつては機織りの音が響き渡る賑やかな場所でした。
京都で唯一、築数百年の町家が道の両脇に並んでいます。現在では、保存状態の良い町家がカフェやショップ、レストランとして利用されています。この狭い通りを歩くと、京都の何世紀にもわたる歴史を実感することができます。
京都の歴史
新たな発想の新ブランド
日根野勝治郎商店は、京都の壬生で創業しましたが、後年、西陣に移転しました。1952年の創業以来、京都の手描友禅の生産工程を調整・管理する「仕覆屋」の業務を行っています。
京友禅の染色技法は300年以上前に京都で確立されたものです。鮮やかな色彩で有名な京友禅は、日本で最も美しい着物生地の一つとして認められています。
日本人のライフスタイルが大きく変化する中で、着物は普段着からハレの日に着るものへと変化してきました。そこで、京友禅の美しさをより多くの方に知っていただくために、「京の染屋が作った™」という新ブランドを立ち上げました。
フェイスマスクから腕時計のストラップまで、現代のライフスタイルに溶け込むアイテムばかりです。また、数々の展示会にも積極的に出展し、興味をひく商品を宣伝しています。
特徴
京都で染めた自慢の生活用品
"Chameleon Band for Apple Watch "は、もともと着物用に作られた京友禅の手染め生地を使用しながら、色や形のバリエーションを持たせています。生地の美しさを最大限に引き出すために、ストラップの型も一から作りました。手染めの生地は表情や質感が異なるため、ストラップはすべて一点ものです。
上下のストラップを別々に購入できるので、シーンや気分、服装に合わせて自由に組み合わせることができます。ストラップはすべてシルク100%で、裏地には革の専門家が作った牛革を使用しています。デリケートなシルクの生地を傷めることなく、簡単に取り外すことができ、どなたの手首にもフィットします。
シルクのフェイスマスクである "きぬますく "は、2種類の形状を持つユニセックスなフェイスマスクです。変化の激しい世の中で欠かせないアイテムのひとつであるマスクが、皆様の生活に京友禅の彩りを添えればと思い、作りました。
絹、不織布、綿紗の三層構造で、季節を問わず気軽に着用できるマスクです。表地のシルクは吸放湿性に優れ、紫外線から肌を守るので、日常使いに最適です。
お客様へ
京染め生活布
三代70年の歴史を持つ当社は、優れた手描き染め織物を生み出すための豊富なノウハウを受け継いでいます。150社を超える専門メーカーと連携し、京友禅の価値を高める努力を続けています。
京友禅は現代でも通用すると考え、「京都の染屋がつくった™」ブランドを立ち上げました。京都で手染めされた絹の着物生地のみを使用し、現代のライフスタイルに合わせながら、実用的で機能的、かつ上質なアイテムを作り上げています。
一枚一枚の生地に、私たちの美意識が最大限に発揮されているのです。私たちの商品をお選びいただいた皆様には、京友禅の美しさを楽しみながら、毎日ご愛用いただければ幸いです。
受賞歴
2016:伝統工芸士認定証(京友禅型染め部門)
2018:京都府「元気」中小企業診断士認定証
2021:おもてなしニッポンセレクション インテリア・ファッション賞(Apple Watch用キャメロンバンド)