TATAMI(畳) × KIWAMI(極み・究み)
福岡県-九州
地域
日本のラッシュを生んだ小川の町
福岡県の南西部に位置する大木町は、九州の穀倉地帯である筑後平野のほぼ中央にあり、温暖な気候で降水量も多いため、田園都市全体がほぼ平坦で、面積の約14%を小川が占めています。その歴史は奈良時代(8世紀頃)まで遡り、日本有数の小川地帯となっています。
米とい草の栽培を中心とした農業地帯で、花ござと呼ばれる茣蓙は有名な産物です。
また、環境問題にも積極的に取り組んでおり、町は無駄の多い暮し方を見直す「大木町もったいない宣言」を発表しました。近年の気象災害の深刻化に伴い、低炭素社会の実現に向けた一歩を踏み出し、世界各地の地域や自治体と連携して、未来に向けた取り組みを進めています。
沿革
130年の経験を最高級の畳に紡ぐ
1886年、池上彦太郎が畳店を創業して以来、池彦は130年以上にわたって事業を展開してきました。その間、さまざまな方面へ事業を展開し、い草文化の明るい未来を模索してきました。
2012年には自社でい草の栽培を開始しました。日本国内でのい草の生産量が減少する中、日本古来から伝わるい草と畳の文化を継承し、自社栽培のい草を使った一流の商品開発に取り組んでいます。
そして、日本の住環境にマッチした高機能な室内装飾品の製造を通じて、地場産業の活性化、人々の生活文化の向上に貢献することを目指しています。
特徴
畑から床まで一貫生産
自社で栽培したい草を、収穫したままの生の状態で製品化しています。そのため、自然な風合いで、なめらかでソフトな手触りが特徴です。
オリジナル畳ブランド「彦太郎」の畳は、最高級の国産い草を使い、各工程で職人の手によって作られています。このブランドでは、原料の収穫量の1%未満を厳選し、精密に織り上げることで最高の品質を実現しています。さらに、従来品の2~3倍の量のい草を使用し、4層、6層に織り上げることで、比類ない耐久性と快適性を実現しています。使えば使うほど良くなる畳です。イケヒコの洗練された畳は、このような本質を備えているからこそ、求められているのです。
イケヒコの製品は、伝統的な畳だけにとどまりません。い草を使った畳製品への情熱は並々ならぬものがあり、その可能性をさらに広げることになったのです。イケヒコは、デニムをベースにさまざまな自然素材を組み合わせたインテリアライフスタイルのブランド「D.STYLE」を立ち上げました。イケヒコの高い技術力と創造力、そして業界をリードするカイハラデニムの品質と技術が融合して誕生したブランドです。
お客様へ
職人の愛と情熱で世界を育む「い草」
イケヒコの願いは、い草の文化を次世代に伝え、その伝統を世界に発信することです。い草農家、染め職人、織物職人、すべての職人の情熱で、自家栽培のい草から一つひとつ丁寧に手作業で畳を作り上げています。
これまでも、そしてこれからも、畳はその心地よさと温かな雰囲気に惹かれて、人々が集う場所となることでしょう。あなたとあなたの大切な人をつなぐ、職人の愛と畳のぬくもりを、毎日の暮らしの中でぜひ感じてみてください。