zero origin ~有田焼の原点~
佐賀県-九州
地域
ポーセリンタウン
日本で初めて磁器が作られた佐賀県有田町は、焼き物や磁器の町として有名です。
町内には、陶磁器のコレクションや歴史を紹介する陶磁器の美術館が点在しています。佐賀県初の登録博物館である有田陶磁美術館や、有田焼がヨーロッパのデザインに与えた影響を知ることができる有田ポーセリンパーク内のツヴィンガー宮殿、そして世界的に有名な九州陶磁文化館があります。
九州陶磁文化館は、九州地方の文化遺産の保護と陶磁器文化の発展に寄与することを目的に、1980年に開館しました。
現在、「蒲原コレクション」「柴田コレクション」などの陶磁器コレクションを展示しており、世界的に有名な陶磁器の美術館です。また、館内には磁器による装飾が施され、見ごたえのある空間となっています。
有田町では毎年、100万人以上が参加する西日本最大の陶磁器フェア「有田陶磁器市」が開催されています。JR有田駅から町の中心部まで500を超える露店が並び、高品質の陶磁器が格安で販売されます。
イベントのない日であっても、常時数百の陶器店が軒を連ね、個性豊かな作品が並んでいます。
有田町の歴史は、磁器の原料であるカオリン石が発見された泉山採石場から始まります。現在、採掘は行われておらず、近くの展望台から露出している岩を見ることができます。
神社の門を守る狛犬は通常石造りですが、ここ陶山神社では磁器製です。有田町の特徴的なトンバイ塀は、古い窯のレンガや割れた陶器で丁寧に作られた歴史の断片であり、過去にタイムスリップしたような感覚を味わうことができます。
壁や像に至るまで磁器が使われており、町そのものが生きた磁器博物館といえるでしょう。
歴史
伝統を守りながら進化する
有田焼専門商社まるぶんは、1891年に問屋として創業し、有田焼の専門店として質の高い製品を作り続けています。
16世紀初頭、有田町泉山を訪れた朝鮮人陶工が、陶磁器タイルの原料となる極細の粘土「カオリン」を発見したのが始まりです。これが日本で初めての陶磁器づくりでした。このことから、有田町は磁器の産地として発展していきました。
現在、有田町を中心に約150の工場があり、レストランや旅館の食器、家庭用食器などを生産しています。
有田焼専門商社まるぶんは、有田焼発見400年を記念して、2016年に「ZOA- JAPAN」を発売しました。ZOAとは「Zero Origin Arita」の略称で、有田焼の原点を意味します。
過去・現在・未来のバランスを取りながら、才能ある職人たちは伝統を守りつつ、時代に合わせて革新を続けています。
特徴
有田焼の過去と未来を、今、体感する。
4世紀以上にわたって、有田焼の職人たちはそれぞれの時代の技術を駆使して優れた製品を生み出し、絵画で表現する有田焼の匠たちは、自らの技術とセンスを磨いて名品を生み出してきたのです。
有田焼は主に、琺瑯と呼ばれる上絵付けを施した柿右衛門様式、鮮やかな色彩と金彩の絵付けが特徴の古伊万里様式、青地に赤・黄・緑の色彩のみを用いた鍋島様式の3つに大別されます。
ZOAの銘の「O」の中のデザインは、有田焼の原点である "泉山磁場 "の「泉」を意味しています。「原点」に戻り、有田焼の制作に真摯に取り組み続けるという決意が、ZOAの銘文 "Zero Origin Arita" に込められているのです。
ZOA "Zero Origin Arita "は、長い歴史の中で培われ受け継がれてきた職人技を活かし、加飾技術を加えて「スマート」で「モダン」な美しい有田焼を提案しています。
ZOAプライムシリーズ
17世紀中頃の伊万里焼の初期文様をモチーフにした「ZOAプライム(Prime)」は、独創的な職人による完全手描きの製品です。
ZOAデイリーシリーズ
現代性+芸術性+コストを考慮し、デザインを意識的に変形させ、パッド印刷の手法を用いることで、革新的な職人たちが「ZOA デイリー(Daily)」のターゲットとなる製品を作り上げました。
現在、成形技術や絵付け技術が進化し、世界中でさまざまな陶磁器が作られていますが、有田焼は総合的に世界一であることに変わりありません。
お客様へ
有田焼で毎日を特別に。
大切な人との一杯のコーヒー、家族で囲む有田焼の食事、そしてお気に入りのカップに注がれたお茶を味わう自分だけの静かな時間をお楽しみ下さい...。
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